外壁塗装の色を決める際に、色見本は重要なツールですが、注意が必要な点もいくつかあります。
ここでは、色見本のデメリットについて詳しく解説します。
- 屋内と屋外では見え方が異なる
色見本を屋内で見るときと、実際の塗装場所で見るときでは、光の状況が異なります。屋内の照明下では色が薄く見えることもありますし、屋外では日光の影響を受けて色が異なる場合もあります。特に天候によっても見え方が変わるため、できる限り屋外で色見本の確認をすることが重要です。
- 面積効果の影響
色見本は小さい面積でしか確認できないため、実際の塗装面積との差異に注意が必要です。塗る面積が大きくなるほど色の明るさや濃さが変わって見える現象があります。これを「面積効果」と呼びます。暗い色はより暗く、明るい色はより明るく見える傾向があるため、色見本を見る際には若干暗く・明るくなることを考慮する必要があります。
- 艶の質感も重要
色見本では艶の質感を確認することが難しい場合があります。一部の色見本では艶の有無がすでに決まっており、質感を確認することができません。艶の質感を重視する場合は、実際に塗り板を取り寄せて屋外で確認することが重要です。また、艶には、程度を変えて艶の指定ができるものもありますので、希望を担当者に伝えるといいでしょう。
外壁塗装の色選びはとても重要です。色見本を使用する際には、これらのデメリットを理解し、実際の塗装場所での色の見え方や質感を考慮することが大切です。
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