外壁塗装をする際に、色選びは非常に大切なステップです。しかし、色見本やカタログを見るだけでは、実際に塗装されたときの仕上がりとのギャップが出てくることがあります。今回は、色選びの際の注意点についてお伝えします。
1・サンプルの大きさと面積効果
カタログや色見本帳、カラーシミュレーションは、お手軽な小さなサンプルです。実際に大きな建物に塗装する際、同じ色でも「面積効果」という違いが目立つことがあります。この様に面積が大きくなるにつれて、同じ色でも彩度や明度が変わって見える現象を「面積効果」といいます。明るめの色はより明るく、暗めの色はより暗く見える傾向があります。そのため、実際に塗装されたものを見るか、大きなサンプルを使用して確認することがおすすめです。
2・家の外と家の中での色の見え方の違い
家の外と中での色の見え方は異なります。室内では蛍光灯の下で色を確認しますが、屋外では自然光の下で見ることになります。天気や時間帯によっても色の見え方は変わります。そのため、実際の塗装された塗板見本などを屋外で確認することで、最も適切な色を選ぶことができます。
3・使用できる色の確認
色見本帳には600色以上の色がありますが、すべての色が使用可能とは限りません。塗料メーカーのカタログに掲載されている標準色とは異なる色も存在します。そのため、選んだ色が実際に使用できるか、事前に施工業者や塗料メーカーに確認することが大切です。
色選びは一見簡単に思えますが、実際には様々な要素を考慮する必要があります。上記のポイントを押さえて、最適な色を選ぶための参考にしてください。
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